【男性夏着物】AB反　東匠猪俣謹製　「涼山紗」　高級さわみ糸使用　夏紗着尺　広幅　羽織にもおすすめ②

SOLD OUT

単衣の羽織、そして夏物に大変おすすめな、紗の高級男着物の反物のご紹介です。
機屋さんの悩みとしては、どんなに丁寧に織り上げていても、予期せずに難が出てしまう場合があります。こちらは、AB反として、御案内させていただきます。織傷や汚れが数か所ありますが、仕立て上げますと問題なく、仕立て上がり、お召しになっていただく分には、問題はございません。
無地の先染めにてできりっと締まるような柄行、少しシャリ感があり、さらっとした軽く細い糸で織り
上げた高級織物になります。

こちらは経糸には特駒撚糸を使っておりますが、緯糸には、高級な糸として知られる「さわみ糸」が使用されております。さわみ糸は、現在では東北撚糸という専門の業者でしか作ることができません。もともとは位の高い和尚様の法衣がシワになりにくくするために、糸に細かい撚りをかけていたのが発祥とされています。撚糸も上撚り・中撚り・下撚りと撚糸の技術の応用しながら、１ｍにつき、8,000回転ほどの撚りをかけておりますので、さらりとして、シワになりにくく、過ごしやすいです。

経糸に、特駒撚糸という強い撚りをかけている特殊な糸を使用しております。
生糸１ｍに対して、強撚糸は、1000回以上撚りをかけますが、特駒撚糸の場合は、それよ
りはるかに多い3000回以上の撚りをかけております。
こうした過程を得ることで、大変シワになりにくく、程よいシャリ感を持っておりますの
で、大変おすすめです。動作が多い方にも向いております。


反幅は、42ｃｍございますので、
単衣・夏物のお着物としてはもちろん、従来の紗の反物より透け感はありませんので、５
月くらいから着用することができます。

織元は、米沢の高級織元として知られる東匠猪俣さんです。東匠猪俣さんは、明治２９年に創業して以来、米沢織のブランドを背負い続けて、ドビーやジャガードなどを駆使した、男物の老舗として知られており、呉服屋のご主人は私も含めて、皆様ご愛用なさっている名門の老舗になります。

現在では、着物の技術を駆使して、服地も織られています。撚糸（ねんし）といった糸に撚り（より）をかける技術、昔ながらも紋紙からのお召の製造など、幅広く展開をしております。

自信を持ってお勧めさせていただきます。
自信を持ってお勧めさせていただきます。